2015年11月27日金曜日

カーミットチェア / Kermit Chair ワイドサイズの革仕様





この椅子を買うとき、ワイドサイズも検討して
いたのですが 結果スタンダードを選びました



今回 初めてワイドサイズのお問い合わせを
いただいてから調べたのですが、
このファブリックの大きさ 探してもわからず
お問い合わせをくださった方に 手持ちのサイズを
教えていただいてから判断しようと思っていました





”ワイド” と言うほどなので 君はどのくらい広いのかい、
それは 手持ちの革で作れるのかい と考えている間に
お答えをもらい、それが不安になるほど幅広でなかった為
通常より5センチほど広くしてお作りする事になりました










+5センチとはいいましても、通常より広いです

その方も 革の伸びを気にされていたので
補強ありver.でオーダーをいただきました





補強の革を乗せるので、通常に比べ 背面と座面
それぞれの上下に 横ステッチが増えますが
少し遠くから薄目にして見ると ステッチ増えている
なんてわかりません、むしろ『初めからこのままだよ〜』
という顔で収まっております
















革は伸びる性質を持っています

この補強革が4箇所入っているだけでも
伸び解消になります










ご希望でしたら、通常仕様でも補強を入れて
お作りいたします






本日発送します

永らくお待たせ致しました









2015年11月17日火曜日

既製品と手作り/ハンドメイドに対し思考する事





”職人”とは近くて遠い、

機械のごとく 全くの狂いなく仕上がる物



初めから終わりまで 一人の人が作る物





おおよそ既製品は、流れ作業が主で
仕上がるそれは どれをとっても不気味に綺麗で均一で、
革なのに全く同じ色調で 全体が味気のない


流れ作業は、一日を通して
裁断だけをする人
ファスナーを貼るだけの人
同じ決まった箇所を縫うだけの人
其れを検品だけする人


人間がしているのに、資本主義なので
機械のような事を求められる



こんな事をしていれば、血が通っている物が
少なくなるのも当たり前田のクラッカーです










自分では作らないけど
はっきりと言葉で説明できないのに、

なんとなく良い
とか

なんとなく違う
と、

感じるそれ等は、本当は誰にでもあります











作る側じゃなくても 皆 そうやって 
”なんとなくの違い” 
が わかるのだから、自分が良いと 感じる
その ”感じ” がなくなったら
終わりだと思います










わたくしは全て同じ仕上がりを求められる【既製品】
を作っているのではないです

なので その時々の自分内流行もあります



同じネイビー革のコインケースでも 
ネイビー革×紺糸の配色が好きな時があったり、
ミシン糸のピッチが大きめだったり
小さめだったり
ファスナーの貼り方が僅かに違っていたり


同じ人間が同じ物を作っていて
ほんの微妙な何かしらの違いがあるからといって
其れが良い悪いではなく、
”今作っているこれが一番感じいいな”
と思って作っております












2015年11月12日木曜日

本革をご家族へプレゼント ネイビー革と漆黒糸の長財布




それは

高校生の息子さんへのお贈り物だったそうです

このお財布は そのお母さんからのオーダーです





革を切り出す作業










縫うべき個所を縫い 中のファスナーもつけます










作業の同じ特注の場合は、無意識で進めていると 
つい いつもの白糸で縫い初めてしまいそうになります


あるところで はっと我にかえって、なにもなかった
かのように黒糸を取り出して縫い始めます






















使う糸を から黒に変えるだけで
全く違った雰囲気に仕上がります


別物です










そういえば 高校生時、こんなに本格的な革製品を持った事がなかったです。若かりしその頃 スーパーブランドの製品を持つ事がひとつの ”ステイタス” な時がありました。持たない選択をしても 誰にも 何も言われませんが、御多分に洩れず持っていた一人でございます。注:決して富裕層な訳ではございません



ふとした時に こういった事を思い出します








2015年11月1日日曜日

重さにも耐える アンバランスな対比のトートバッグを試作




立て続けに 大きめの鞄を作ってはくれまいかと
ご相談をいただきました



お話を聞き進めていくと、最強装備3〜4キロにもなる
荷物を入れてお使いになるそう


そして、おおよそ『トートバッグ』と言われる鞄は
縦横の比がなんとなく同じような物が多く、
ご相談頂いたこの方も それだと深すぎて 肝心の
取り出したい物を探すのに大変 とおっしゃって
おりました





物を運ぶ ”道具” が使いにくい、
いつも言う事ですが、使い方や使い勝手は
人によって様々です

どうやってこのブログに辿り着いているかはわからない
ですが、なんとなく このブログを見てくれて
そこからご相談を受ける方は、感覚が似ている事が多いです


それと共に フルオーダーになる場合は、その方の譲れない
部分があるので、いくら感覚が似ていると言っても やはり
擦り合わせは必要です






擦り合わせが うまくいった暁には、試作の革で
全体の大きさや 耐久性を含めた作りをつめていきます


































↑閉まっているとこうで

↓開くとこんな










と、実際に入れるサイズの物を入れて 感じを伝えたりします



↓ベロホックは このくらいの高さにしました等


はっきり言うと 手間ですが、
文字で書かれた数字のみの ぼんやりとした事が
見てすぐにわかると思います










わたくしこの角度が好みなようで
いつも似た写真になっております









そこらへんに、ちょうどよさそうな長めの厚革が
転がっていたので、其れを使い試作した為、持ち手の
色が違います


『持ち手ツートン』

そういうオーダーではないです










これから本チャンの革を切り出して
制作していきます


しばしお待ちくだされ