2015年7月31日金曜日

革のハンドメイド 試作には床革 のススメ 




題名の通り、すべての試作品に床革が使えるか
というと そうではないです



床革を使うときは、裁断したあとに
本来 製品に使う予定の革と同じ厚さになるよう
床革を漉くと より良いです










ハリのある2ミリ以上の床革で
新しい形の長財布を試作してみたあと、
いざ 本チャンの革で作っても なにも
問題はなかったです










柔らかくてしなやかな仕上がりになる予定の物に
2ミリほどもある床革をそのまま使えないのは
言わずもがなですが、漉くと内縫いができる厚さにも
なります










革漉き機の他に 革包丁やペディ、セーフティーベベラなどで
調節していくと より仕上がりのイメージに近くなり
試作もし易く 色々はかどります









わたくしはNIPPYの漉き機を使わせてもらっています

何年も経ちますが 未だ借り物中です




什器を必要とするイベントや出店のほかに、
どうしても出かけなくてはいけないのに豪雨
っていう状況の時に、車も借してもらったり
しています

物を貸してくれるから、という事ではないと
思っていますが、いつも飄々と生きている
この友が好きです
(漉き機、くれないかな)










高額な部類の漉き機を 未だ借りっ放しのわたくしめは
大きい声で大きい事は言えませぬが、漉き機って
毎度の調節もたいして大掛かりなものでなく 一瞬にして
全て均一に仕上がります、一瞬ですよ!

機械だよりのわたくしは、ミシンに継いで手放せない機材です






と まあ 機材や道具の購入、手間などを考えると
はじめっからけちけちせずに 床革なんて使わず
本チャンの革を思いっきり使っちゃえばいいだけです

ただ捨ててしまう物を 試作かなにかにススメたかった
だけです、自己満足です。



でも 『もったいない』という気持ちだけで、
なんの加工も施していないただの床革を商品に
してしまうと、永く使って経年変化を楽しむ
革本来の醍醐味や 丈夫であることが 感じにくく
なってしまいます





わたくしは試作をした時に しばらくは床革の試作品を
使ってみますが、何年もは使いませんので
『今のところ床革で大丈夫』と 自分の中でなっております










2015年7月23日木曜日

イタリアンレザーの名刺入れとイタリック調の皮革用刻印機





以前 ご夫婦の友人にオーダーをいただいた
本体刻印を入れてお作りした特注の名刺入れです



通常はネイビーチョコの革と たまにブラックが
あったりなのですが、これは オイルをめいっぱい含んだ
イタリアンレザーです









イタリア人の染める革は 本当に繊細で美しいです





”それはなんでなのか” を家人と飲みながら考えたのですが
(最近はテキーラがはやっております)
洋服がそうですが 黒は白よりも光を通さない、

我々は瞳の色が黒く 光を通しにくい
彼らは瞳の色が薄く だから光を通し易い
目を守る為にサングラスもよくしているし、

それだけ 光を通し易いっていうことは 
入ってくる光の量が多くて、グリーンひとつ
とっても 色の階層が繊細なんじゃあないか
と 今のところそうなりました










本体が薄いからコンパクトなんですが、
3部屋あるので いただいた名刺などと
分けて入れておけます










レッドに白糸はかわいらしく











グリーンに茶糸は シックで使う人を選びにくいです









本来、本体刻印を入れるときは
形にする前の 平たい状態で入れます

だいぶ前に発注した刻印機、納期がおしにおして


場所は限られますが、平たい状態でなくても
刻印は入れれるので 待ちきれずに先に作って
刻印待ちの状態にしておきました

『刻印機の納期が遅かったけど、これですぐに
発送できます』と あたかも待たせずに発送している!
みたいになっていますが、友人から頼まれると 
取りかかるのがついつい遅くなっているだけなので
刻印機のせいでは全くないです










アルファベット筆記体の大文字と小文字、

記号は “ ” . , - @ & /
あと 素敵角度の数字もあります










薄いものは1ミリほどなので、これで取ったりしています








こうやって










刻印機にセットして 刻印を入れる場所にのせて
刻印文字の全体に力がいくようにハンマーでたたきます










もし ご希望の刻印箇所がございましたら、教えてください



注意点は、薄くて柔らかい革へ入れると 
折角入れたのに文字自体見えずらくなってしまったり、
革が切れてしまったりするので お入する事が難しいので
都度 ご相談をいただければ助かります






















2015年7月17日金曜日

革の道具置き場 キャスター付きワゴンの使い方





こっちに引き寄せるときに掴むであろう、
横に生えている棒



8帖ほどの そんなに大きくない工房内で ぐるぐる
引っぱり回す事はないけれど、作業中そのときどきで
必要な道具を取るときに ほんの少しそばに引き寄せたり、
角度を変えたりする時に掴みやすくて良いです










これはただの余談です
タバコを吸わなくなって久しいですが
その昔 一日2箱ほど消費しておりました

今思うと 灰皿にまだ吸いかけのタバコがあるのに
それを忘れて、また新たに1本取り出して火を点ける
と いう愚行が日常茶飯事でした

ちょっとあれですね










この引き寄せ棒のすぐ下にある
煙草をカートンで買ったときに入っていた蓋つきの缶に、
オイルを含ませている磨き布を入れて
(布が乾くのを防げます)
この棒の上から 手を伸ばして取り出します



何度 使いにくいと思っていても、
ずっとこの場所に磨き布は居ます

理にかなった動きをしたいのに
まあ、身体が慣れるってすごいですね



前の職場で、仕事が終わったあとの 放課後のような時間に
作りや道具か何かの話をしていた時、
『身体を道具に合わせる』と 言っていた
とても体が大きくて その見かけからは 想像に
むずかしいほど 器用だった上司を思い出します

その方は 仕事がとても細やかで丁寧で
道具の使い方も上手で
もしかしたら 道具に合わせるとこうなれるのでは?
と思ってしまうほどでした








この棒、以前は 棒に直接 ニッパーやペンチを引っ掛けて
使っていたのですが、バランスが悪いと落ち
”落ちたから拾う” を一日何回かしていました

そんなこと早くやめちゃえばいいのに










なので カーブの大きいS管を引っ掛けて
ニッパーやペンチをそこに収めてみたところ
落ちたりせずにそこにおります



手持ちの4本とも 使う頻度が違うので
わたくしは使い易いですが、
どれもよく使うものだと
もしかしてだめかも知れません、、










出っ張りも ホチキス置き場として酷使します










2015年7月14日火曜日

工業用の革用ミシン糸〈ビニモ〉、見た事ない光景




CHOCKでは 今はもう作られていない
SEIKOの業務用ミシンを使っています

業務用なだけあってパワーが全然違います
厚い革を重ねても縫えます





そのミシンで作業中に、上糸が引っ張られて糸調子が
おかしくなり、はたと糸調子の調節ネジを見てみると
何かがビヨンと出ている











ぎっちりと挟まっているのを
逆の方向に引っ張って緩めてみると









一重結びを何度もしたコブ現わる









この糸、1本が1000メートル巻なのですが
大元の糸がなくなったようで 途中で次がれておりました


これまでに何十本も見ておりますが 滅多にない事です










ちょうど マリントートの底を縫っている最中だったので
一度解いて縫い直します



忙しくないときで助かりました















2015年7月10日金曜日

瀬戸で作られた 床屋さんにあるシェービングカップを作業場で使う





小学校のほどないころからしばらくは
髪を床屋さんで切ってもらっていました


子供ながらに、置いてあるマンガを読む+髪を切りに
行くたびに、ふさふさで毛量の多い筆のようなもので
顔に泡をのせてほしくてしょうがなかった幼少期

もちろん当時は子供なので 髭を剃ってもらう事はなく
大人になった今でも一応女子という括りにいるので
あのアワアワで たくわえた髭を剃ってもらうことは
叶っておりません




これを見つけたときに 床屋さんで叶わなかった記憶が蘇り、
その たたずまいが何とも言えず つい買ってしまったものです











買ってからしばらくは どう使おうか使い方に
困り、何かを置いたり差したりしてディスプレーに
しておりましたが、自分の工房を作ったのを機に 
今はこうやって使う事に落ち着いています









深いところには けがきやモデラー、銀ペンなどの
長物を入れています



良く具合に傾いて 取り出しやすい角度です










作業中に必要な小さめの道具を 見易くて浅い
この窪みに入れておくのがしっくりときます

この為にこの窪みがあったかのような使い易さです










これをデザインした方は なぜ 飛び跳ねている鹿を
採用したのかが不明すぎて面白いですが、
この 本体の肉厚で重厚な感じが好きです










2015年7月7日火曜日

革のハンドメイド 糸色変更のオーダー品 長財布編 




通常は 白糸でお作りしている長財布



ミシン糸も白

手縫い糸も白










本体のネイビー革と白糸たちが
よく合っています










今回 ご相談いただいたのは 手縫いの部分を
赤糸にして そこがワンポイントになるように
個性的にしたい、とのご希望でした



糸色の変更は 追加金額なんていただいていないので
一番簡単にみんなと違う物が作れまする










赤の手縫いが済んだら あとはいつも通りに
ファスナーを縫います










ネイビー×赤の組み合わせは 初めて作ったのですが
変わってもいるのに、ファスナー生地とミシン糸が同じ
色味なので 全体がまとまって仕上がりました










悩んでいたりしましたら、何なりとおっしゃってください



わたくしの手持ちにあるものでしたら、
できる限りご希望に添いたいと思っております











2015年7月2日木曜日

ご注文をいただいてからお作りしております 新色:イエローの船型トートバッグ





こんな感じでしょうか、

『シックな色味の所から
鞄やポケットから出てきた小物が
鮮やかな赤だったり 青だったり
目にする度に ”おやっ 素敵だな” 』
と いうような



このお色は あまり派手な色の洋服を着ない方が持つと、
より目を引きます

それは 素敵な事 と思っております






綺麗でいて 落ち着いた色










横が30㎝定規くらい

手を開いて小指〜親指ほどの深さ



168㎝と背だけは高いわたくしが小さい鞄を持って
鏡で見てみると あまりシックリとこないのですが
自分で作っていてなんですが このサイズは良かったです





これはネイビー革ですが 持った時はこのような感じです










持つ人の背格好を選ばない
バランスのいいサイズです
















新書よりも大きい 21×15 ほどの漫画 

革のカバーをした文庫本

3、4枚入る通帳ケース

そこそこ厚みのあるポーチ

長財布

スマートフォンとハンカチ










本体を深くしない代わりに、底の幅を広くとったので
案外 物が入ります













握り易いように、ミシンで縫ったあと 
コバ(革の断面)をずらします










本体と同じ革を巻いて
手の平のあたりがいいように










当初思っていた以上に イエローとヌメがぶつからずに 
いいコンビでいてくれます










特注でホックを付けたり
ポケットを付けたりもできます


特注の金額は、ホックの付け方だったり
ポケットの大きさにもよりますが
だいたい¥1,000〜¥3,500ほどです






底が浅くて 中が見やすく取り出しやすい、
そのままでももちろん使いやすいサイズにしておりますが
ご検討されているようでしたら『特注でもお作りできます』
というお知らせでした




よろしければこちらです
イエローの船型トートバッグ